ひとりっ子の育て方 - The Warm Pink World -

夫と娘と心豊かに暮らすレビュー

狭間にいる

帰国に向かい、同じトロントにいてもトロントでの日常だった暮らしからかけ離れてくると、なんだかすでにトロントが自分の世界では過去の街であるような感覚がすごい。

人、街並み、そして住みなれた家。

昨日は、週末引っ越し作業で一歩も出なかった家を抜け出し、心残りないよう最後の買い出しをした。

外出は1時間もなかったけど、もう、懐かしさのような変な感じ。

今日バタバタとなんとか引っ越し作業を終え、素晴らしい手際の業者の方たちのおかげで部屋ががらんどうになり、今はベビーベッドのない寝室の景色に驚いている。

私は最初のトロントの最初の8ヶ月を夫婦のみで過ごし、それから出産のため6ヶ月ほど日本に戻り、最後10ヶ月のトロントは子供がいる生活だった。

夫婦のキングサイズベッドの私の脇にベビーベッドを置いていたので、狭かった。

子供が生まれる前にトロントで暮らしていた時は、こんなふうに広かったな。

ベビーベッドを荷物として送ってしまい、娘は今キングサイズベッドの真ん中で大の字になっている。

 

あんなに嫌だ嫌だとわめいていたトロントなのに、帰るのはやっぱり寂しくなるから不思議。

 

でもやり残したこともないな。

 

まだ日本に帰ってもいないけど、トロントにいる感じもしなくなった、狭間の時間。